ゴマの特異性と共通点
渡来系弥生人は、以前からの住民であった縄文人と混血をくり返して、今日の日本人の形質ができあがった、と考えられています。
彼らは、水田稲作と鉄という文化を、日本列島に伝えました。
本格的なコメ文化の到来です。
ただし日本は、アジアの東端にあり、温帯部でも比較的北緯に位置していたため、コメ文化としては後進地でした。
東南アジア・南中国付近で生まれたコメ文化は、中国から朝鮮を通って伝わったことになりますが、コメ以外にも、中国の文化的影響には多大なものがありました。
そのうちでも、漢字という文字文明は、その後の歴史展開に大きな役割を果たします。
とくに古代の律令国家成立時における政治・法律システムの導入は、文字なしでは考えられません。
ブタ肉の欠落が和食の特徴になった。
前にもふれたように、かつては日本でもブタが飼われていました。
ブタはイノシシを家畜化したものですから、古墳時代のヤマト政権下では、ブタを飼育する猪飼部という部署がありました。
このため猪飼野という地名も残っています。
ところが、ほぼ全国を統一した中央集権的な古代国家が成立すると、肉食が公的に否定されていきます。
確かに食文化のレベルでは、前にみたように、稲作と漁携を中心としたコメ文化の受容と発展が、日本の社会や文化の基調をなしています。
さらに日本では、最も典型的な形で、コメ文化が発展をとげたのも事実ですが、だからと言って、これが最もアジア的な食文化だ、とみなすことはできません。
むしろ日本の場合には、きわめて特異なコメ文化を形成したと評した方が、歴史的には正しいでしょう。
一卵性双生児であっても、成長をとげれば、考え方や個性も違ってくるように、同じような文化風土でも、その歴史によって、国家レベルでの文化は異なってきます。
アジアにおける日本の食文化的特徴は、ブタ肉の欠落です。
このことについては、次節でくわしく述べますが、これは稲作の傍らにブタを飼育していたアジアのコメ文化のなかでは、きわめて異例な事柄に属します。
そして日本では、肉を欠落させた分だけ、魚に執着するようになりました。
日本ではラードもヘッドも脂ですし、肉を部位に分けて呼び方を変えることはありません。
しかし同じ魚を成長の過程で、ハマチ・イナダ・ワラサ・ブリなどと呼び分けるほか、魚であれば内臓や目玉まで食べつくします。
ゴマの失敗しない選び方を紹介します。ゴマの専門家がお話します。
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